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悪性リンパ腫になっちゃった!!!

悪性リンパ腫になっちゃった!!!

移植1年後のGVHD

同種末梢血幹細胞移植において、移植後GVHDの症状が出ることによって、患者の免疫状態を把握し、症状と効果に折り合いをつけるように適切な処置をする。
 GVHD(Graft:移植片 Versus:対 Host:宿主 Diseese:病)は、移植後100日位までの急性GVHDと、2年程度症状が続く慢性GVHDがある。症状は免疫抑制剤の量を調整して移植片と宿主のせめぎあいのバランスをとるわけだ。一概に移植片が優先し、宿主が多少我慢を強いられる。よって宿主の患者はGVHDを感じつつ生活しなければならない。

 これでがん細胞が消滅してくれるのだから、感謝はしても文句を言ってはいけない。(本当はうんざりした)GVHDは人によって症状がちがうので、ここでは私の場合を嫌な順に現在の程度を紹介する。

【のどの狭窄感】
風邪のひき始めで、扁桃腺が腫れるような感覚。硬いもの熱いものを飲み込む時、ひっかかってすごく痛みますよね。咳払いしたって治るもんじゃないです。そんな感じがずーッと続いてます。最初は喉に転移したのかとびびってしまいました。

【便秘】
つい最近出てきた症状。お腹の動きを止める麻薬系の薬を使うと便秘になるが、薬を止めても入院が長かったので腸の動きが悪くなっている。センナなどの下剤やカスピ海ヨーグルトを毎日飲食しているが効果なし。4日溜まると下腹がポッコリして、すごい量が出たあとうずくまるほど痛む。

【目の乾き】
入院中からパソコン画面を見ている時に感じた。一般社会でも感じるだろうが、急に目が開けていられなく位に目が収縮して、やはり病的だと思う。疲れてくると現れるが目薬一発で30分は大丈夫なのでいい休憩になる。日差しに弱いのでサングラスをかけるようにしている。

【皮膚】
入院前は脂ぎったオジサンだったが、移植後は毎日オリーブ油を塗っていた。塗っても皮膚がパリパリ乾いて、まるでフケのような状態になる。蛍光灯の灯りでも日焼けをするらしく、顔や手が不自然に黒くなる。今年になって塗る頻度は少なくなって、3月からは全く塗らなくてもよくなった。最近は帽子をかぶっていたのに、顔が日に焼けて皮がむけた。少し黒さが残る。

【肝機能障害】
アルコールの取りすぎによるものと結局同じ状態だと思う。1桁検査値が違うのは、私の場合薬の飲みすぎによる。良いものも悪いものもより分けて、文句を言わずに良く働くのでストレスが溜まるのだろう。ネオーラル(免疫抑制剤)の長期使用は移植患者の宿命なので仕方がない。

【腎機能障害】
尿酸の値が高い。ぜいたくに食べて痛風の状態ではなくやはりネオーラルが腎機能も悪くしている。水分を大量にとって排尿も頻繁に行っているのだけれど、これも仕方がない。

【下痢】
なくなった唯一のGVHD。入院中はひどかった。私の場合便は看護婦さんが計測することになっていて、形状や重量を記録されていた。(出来ればコピーが欲しい) 最初は恥ずかしかったが、慣れても1日10回も呼び出すのは忍びなかった。色は尋常じゃない場合が多く、形は無く水様だった。移植後から12月まで約8ヶ月毎日だった。さいわい痔にもならず今の便秘と比べると回数が多いだけでましだった。今思えばベットの腰の辺りには防水性のシーツがひかれ気分悪かった。

以上です。症状が出ない人、重篤に出る人それぞれみたいです。私は、目が見えなくてトイレも看護婦さんを呼ばなければならない大変な人を見たり、下痢で24時間で9リットルという信じられない下痢の人など…、すごい話はたくさんあると思います。私は期待にこたえられません。あしからず。


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